私が「伸びる波動を捉える」ことにこだわるのは、損小利大のトレードこそ負担なく利益を伸ばしやすい形だからです。小さく負けて大きく勝てれば、勝率がそこまで高くなくてもトータルでプラスが残ります。

ただ、損小利大は「利確を我慢する」だけでは成立しません。
伸びる局面に入れないと、結局は建値撤退や小さな利確ばかりになります。だから先にやるべきは、伸びる波動を見極めて乗ることです。
この記事では、私が実際にどこで「伸びる」と判断し、どうエントリーして、どこに損切りを置いて伸ばしているのかを、具体例で解説します。

日足の状況

まず大きく値幅を取っていくために重要になるのは日足の値動きを確認することです。
下のチャートを見てください。
この時には日足は安値を切り上げ、また高値も切り上げており明確に上昇トレンドを形成しています。その上で短期の移動平均線が機能しつつ、押し目をつけてから上昇する動きを繰り返しています。
そして直近の値動きとしては短期移動平均線に触れた後に大陽線を形成していることから、ここからさらに価格が上昇する可能性が高いと判断できます。
大前提として、このような上位足で方向が明確な時ほどチャンスが来やすいことは頭にいれておきましょう。

4時間足の状況

続いて4時間足の状況です。4時間足を見ると紫色のチャネルのとおり、しばらく下落トレンドが形成されており、短期の移動平均線にずっと価格を押し下げられていた状況でした。
このような下落トレンドが形成されている局面では当然ショートの優位性があるのですが、そのような状況から一気に大陽線を形成して下落トレンドを明確に否定してきた動きが確認できます。このようなトレンドが明確に切り替わったタイミングというのはそこからの押し目(または戻り目)はチャンスになります。
このロングの優勢に加え、先ほどの日足の状況(日足は上昇トレンドでここから上昇していきそう)を加味すると、ここから価格は東のトレンド方向に伸びる可能性があると判断できるので、このような局面では積極に買いを狙っていくべきとなります。
こうした複数時間軸を加味して方向性を捉える思考、そしてトレンド転換後の初めての押し目は絶好の買い場になるということは覚えておくべきです。

 

1時間足の状況

このように日足と4時間足を確認して上位足の環境認識ができ、両方の目線が一致したのであれば、あとは1時間足以下を確認してポジションを持てる位置を検討していく作業に移ります。
下の1時間足のチャートを見てください。
この時にはこのような位置に抵抗帯が引け、さらに下から短期の移動平均線がすくいあげるように上昇してきています。このことから、このあたりの抵抗帯まで価格を落とすのであれば、
・抵抗帯が機能して反発する
・さらに短期の移動平均線が価格を押し上げる
この2つの根拠があるのでエントリーの狙う価格としては十分な位置になります。

 

最後に下位足に落とし込む

そのようにエントリーをすべきポイント(価格帯)を把握することができれば、あとは1分足に落とし込んでエントリーすべきタイミングを調整します。
今回であればこのように抵抗帯まできちんと価格を落とした後に、エントリーをすべき絶好のパターンが発生したのでこのタイミングでエントリーをして行きます。無駄に負ける下落している最中にポジションを持つ必要はありません。
またエントリーのみならず適切な位置に損切りを置くことによって損失は最小限にとどめつつも、伸びた時に大きく利益を確保できる損小利大トレードに行うことができます。無駄にストップを広く取っても伸びたときの利益が少なくなるので、少額しか資金がない人こそこうした損小利大のトレードを目指していくべきです。
このようにして伸びる波動を取っていくためには上位足の状況を確認し、相場の方向性を把握しながらも、最後は下位足に落とし込み適切な位置でポジション取りをしていくことが欠かせません。
こうした視点を意識して損小利大のトレードを繰り返し、利益を積み重ねていきましょう。
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