ゴールドが急落する場面には、実は前兆として出やすい特徴があります。
強い上昇が続いているときほど、その変化に気づかずに買い目線のまま持ち続けてしまうことが多いと思います。
今回はその前兆をどこで察知できたのか、実際の値動きを追いながら解説していきます。
まずは急落が起きる前までの流れから見ていきます。

まずは大きな窓を開けて上昇。
その後、一旦調整をしたものの、1時間足で見れば
✔陽線を連続
✔さらに高値を更新
してきており、「上昇トレンドが非常に強い状況」ということが分かります。

そしてこのように力強く上昇してきているゴールドにおいて、よくあるのが下図の矢印の動き。
このように、
✔1時間の直近の高値の抵抗帯に触れて上昇
✔もしくは15分の25EMAに触れてから上昇
というのは、ゴールドではよくあるパターン。
いわゆる「1時間25EMAに触れることなく淡々と上昇し続ける」というパターンです。
今回も上昇がかなり強かったので、そのような動きになるかと思いきや、

次足はこのように大陰線を形成してきました。
これまで上昇してきた分をすべて押し戻しましたね。
さらにここまでの大陰線が確定すると、
✔青色の抵抗帯付近で一旦揉み合ったところの上ヒゲが目立つ
✔その中で大陰線を形成
となり、印象としてはかなり悪く、非常に下落が強いように捉えられます。

その後はさらに陰線を形成してきたものの、
✔月曜に形成した窓をしっかりと埋めた
✔これまでが非常に強い上昇トレンドだった
こうしたことから反発の買いが入って上昇していくことになりました。
「下がったら買いたい」と思っていたトレーダーがまだ多くいたことが分かります。

4時間足を見れば、まだまだこの下落をしたタイミングで上昇トレンドを形成している局面なので、このまま1時間足においても、じわじわと上昇していき高値を更新していく可能性は十分にありました。

ですが、明らかに流れがおかしいと感じることができたのが、この大陰線を形成してきたタイミング。
下図を見てください。
この動きを見て、これまで週明けの窓をつけて勢いよく上昇してきたところと、明確に流れが変わったということが察知できます。

というのも、直近の動きを見てみれば、赤丸で囲っている通り、
✔下落は一瞬で大陰線を形成して下げてくる
これに対して、
✔上昇は上げてはいるものの、ローソク足を何本も形成しており、上昇に時間がかかる
こうしたことがわかります。
このように、
✔上昇に時間がかかるのにもかかわらず、下落の方が一瞬で下げてしまう動き
を確認できることから、流れが明らかに変わったと判断できます。
これまでそんな動きはしていませんでしたよね。
特に2個目の黄色丸の上昇においては、陽線を何本も形成して上昇しており、それが顕著に現れています。そうした変化を察知して、1時間足においては下落の兆しがあると判断してショートを仕掛けていくことができます。


もちろんここまで下がるのは想定外だった部分もありますが、このような視点からも流れの移り変わりを察知することができ、その変化をトレード戦略に役立てることで臨機応変に、相場の流れに合わせたトレードをすることができるのでぜひ覚えておきましょう。