目線切り替えを上達させるコツ

多くのトレーダーが「どのタイミングで目線を切り替えたらいいかわからない」と悩んでいるのではないでしょうか。
今回は、このような大きな上昇を取る際に意識すべき「目線の切り替え」について解説をしていきます。

まず下のチャートを見てください。

この時、上昇の前は横ばいの値動きが形成されており、一見するとここから上昇するということを予測するのは難しかったように見えます。 ですが、ポイントを押さえて目線を切り替えるタイミングさえ分かっていれば、この上昇を取ることは十分に可能です。
横ばいから大きく上昇したチャート
横ばいの値動きから大きな上昇へ移った局面。

まずは大きな流れを把握する

まず前提として理解しておくべき点は、 ここの四角の動き。 ここは、
  • 移動平均線より下に価格が推移している
  • 陰線の実体がかなり大きい状況
で急落していることから、下落の勢いが非常に強いと判断できる局面でした。 そして、このような勢いの強い下落が長く続いていたことから、
長期的な流れとしては「下」になっている
ということを把握しておく必要があります。
移動平均線の下で大きな陰線を伴って下落するチャート
移動平均線の下で大きな陰線が続き、長期的な下落の流れが確認できる。

最初の上昇仮説と否定

そしてその後、右肩上がりのダブルボトムを形成してから、 価格は上昇していきました。 白四角の範囲で、
  • これまで勢いよく下落してきていた
  • 移動平均線からもかなり乖離していた
こうしたことから、一旦下げすぎている可能性があります。 そのうえで、右肩上がりのダブルボトムはトレンド転換の典型的なパターン。 こうした複数の根拠から、このタイミングで ここから上昇する可能性があるかもしれない と考えられます。 ですが、そこから勢いは持続せず、また再度下落していくこととなりました。
右肩上がりのダブルボトムから上昇後に再下落したチャート
右肩上がりのダブルボトムから上昇したものの、勢いが続かず再び下落した局面。
ここまでの動きを確認すると、やはり下図のとおり大きな流れとしては下落圧力がかかっていることが分かります。 今回「もしかしたら上昇するかも(右肩上がりのWボトムで上がるかも)」と感じた位置は思い違いであった可能性がありますね。 Wボトムで上げきれなかった(上昇を否定された)ことから、そこから再度、大きな流れである下へと向かっていく可能性が高いということを、このタイミングでは認識しておく必要があります。
大きな流れで下落圧力が続くチャート
Wボトムから上げきれず、大きな流れでは下落圧力が続いている。
最初の仮説に固執すると、大きな流れを見失うことになります

下落トレンドを疑うサイン

ですが、この黄色い丸の値動きを見てください。 本来であれば大きな流れは下になっているので、下落していくとしたら、この下落チャネルの範囲で下げていくケースが多いです。 ですが、実際には
  • そこから下げることなく
  • 下落チャネルを超えて
  • 上昇トレンドを形成してくる
といった動きを形成してきました。 この動きから
やはりこのまま下落していかずに上昇トレンドに転換するかもしれない
という、下落トレンドに対する疑いを持つことが重要です。
下落チャネルを上抜けて上昇トレンドを形成するチャート
下落チャネルの範囲を上へ抜け、上昇トレンドを形成し始めた黄色い丸の値動き。
さらに、このように、より大きな目線で見れば 右肩上がりのダブルボトムになっている ということに気付くことができれば、なお良いです。
大きな目線で右肩上がりのダブルボトムを形成するチャート
より大きな目線で見ると、右肩上がりのダブルボトムが形成されている。

仮説ではなく根拠が形になってから攻める

そのようにして、 もしかしたらこう動くかも? と仮説を何度も立てながら流れの移り変わりを把握していきます。 ただ、このタイミングではまだ仮説の段階なので、 まだ攻める必要はありません。 攻めるべきなのは、明確な根拠として、それが形となったタイミングです。

今回で言えば、この動き。

先ほどのとおり

  • 遠目で見れば右肩上がりのWボトム
  • 本来であれば大きな流れである下に行かずに上げてきている
  • 1時間足では上昇トレンドを形成している
そして、 直近の高値となる抵抗帯を超えて、その上に抵抗帯がない価格が伸びやすい状況になった こうした根拠から、この赤丸のタイミングでプライスアクションを確認しながらロングを仕掛けていきます。特に、このように大きなWボトムを上位足で形成した後はそのまま伸びていく傾向にあるので、こうした位置で突っ込んで買うことは期待値の高いトレードになりやすいです。
抵抗帯を上抜けた後のロングポイントを示すチャート
直近高値の抵抗帯を上抜け、価格が伸びやすくなった赤丸のロングポイント。

エントリー判断の要点

  • 遠目で見れば右肩上がりのWボトム
  • 本来であれば大きな流れである下に行かずに上げてきている
  • 1時間足では上昇トレンドを形成している

エントリーが早すぎないか振り返る

そうすることによって、より安全に大きな上昇幅を取っていくことができます。 トレードで負ける人の多くは、
  • ここから上がるかもしれない
  • ダブルボトムを形成するかもしれない
といった自分の仮説を元に、エントリーをしていってしまいます。 ですが、そのタイミングで入るのではなく、それが確実となった、明確にトレンドが出始めたタイミングでエントリーをしていくのでも十分です。 是非、自分のエントリーする位置が早すぎないか、今一度過去トレードを振り返ってみてください。
仮説の段階で急ぐと、確認できるはずの根拠を待てなくなります


私の取引環境

私が使っているXSの取引環境

ちなみに、私は普段のトレードでXSを使っています。口座タイプによって取引条件は異なりますが、スプレッドを抑えやすい口座が用意されており、短期売買をする際にも選択肢を持てる点が特徴です。

XSの口座タイプごとのスプレッドや手数料、スキャルピングの取引条件については、以下のページにまとめています。

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